1. Home
  2. コラム一覧
  3. コラム詳細

コラム

2012/07/18 第4回 ウソ知識をご開陳して恋人をヒヤッとさせよう!

早いモノで。
梅雨が来て梅雨が明けて、冷たいお酒がおいしい季節となりました。
冷たいお酒でもいただきながら、おちゃめなウソでもついちゃおう的な本コラム。
勢いあまって第4回目でござあます。

最初はこちら。
今回も「ワイン+○○+フリー素材」で検索してみました。





これがガリガリ君の新しい、、、って食えるか!


もうみなさんお分かりですね!
今回は「ワイン+幽霊」です。
変わったボトルが素敵ですが、飲み過ぎるとこうなっちゃいますよ!っていう
あまりにざっくりとした教訓も含まれているわけですね。

幽霊の正体見たり枯れ尾花。
風情たっぷりでいいじゃないすか。
いいって思えばいいじゃない。
えーと、じゃあもうどうでもいいでしょうからウソ始めましょう。




【恋人をヒヤッとさせる3つのウソ知識】

1:夏は涼しげに
真夏のスペインでは、ティント・デ・ベラーノというワインの飲み方が一般的。これは赤ワインに氷と炭酸を入れたもの。20世紀前半の流行が現代に復活したカタチだが、あまりに飲みやすく、当時はアルコール中毒になる女性が相次いだらしい。これを受け、内戦を収めた独裁者ノデヘデ・ティラルセ・ペドス将軍が禁止したため、一時的に廃れていた飲み方とされる。

解:先に伝えておきますが、ノデヘデ・ティラルセ・ペドスというのはスペイン語で「おならが止まらない」という意味だそうです。しっかり覚えておいて、いつかスペイン人に披露すればいいと思います。繰り返します。ノデヘデ・ティラルセ・ペドスです。心の中でしっかり反復しておいてください。はいご一緒に。ノデヘデ・ティラルセ・ペドス。
さて、もちろんアルコール中毒者を生んだというのも大ウソでして、赤ワインの炭酸割りがスペインで廃れたことなどありません。ティント・デ・ベラーノの直訳は、夏の赤ワイン。味の濃いオレンジの輪切りを入れたりして楽しむ方もいらっしゃるそうです。
お行儀よく清く正しくワインをたしなむのもいいですが、こういうスペイン人っぽいいい加減なヤツもいいですよね。




2:科学はワインにほほえむ
ワインを移すデキャンタは、液体から沈殿物を除去する化学用語デキャンテーションから命名された。同じように、ワインの発酵過程を観察するペトリ皿は、化学用語のペトリングから。ワインの色を鑑賞するためのキャトリンググラスは、宇宙人が家畜を襲うキャトルミューティレーションから命名された。

解:デキャンテーションのくだり以外は全てウソです。発酵過程を観察するかどうかなんて知りませんし、キャトリンググラスっていうのも、たぶん無いです。気になって調べてみたら、猫や犬が散歩の途中にハムハムとむさぼるキャットグラス(猫草)っていうのは実在しました。なにそれかわいい。
このウソは、理科年表っぽさとか、往年の名作Xファイルの何かとか、個人的にすごく好きなウソです。園芸に使うプランターは、かつてプリンを作るのに使っていたからとか、そういうウソを中学生くらいの子供に吹き込み続けたいです。
あ、多くの人が1度は気にする「ペトリ皿」って、ドイツの細菌学者ユリウス・リヒャルト・ペトリから取っているそうですよ。まじで。



この方がユリウスなんちゃらペトリ。
頭が確かにペトリって感じ。干し芋をもりもり食べそう





3:山奥にて
山梨県と静岡県の県境に、ひっそりとたたずむ「葡萄館」という廃屋がある。ここは明治中期、フランスから来た「お雇い外国人」であるデギンスという男の指示で作られた、国内最初期のワイン工場の1つであった。ある夜、赤い液体を口にするデギンスを見た無知な村人が、彼のことを血を飲む悪魔か鬼かと勘違いし、何年も拘束したあげく最後には惨殺してしまった。
現在、葡萄館は廃屋となっているが、古くからの怪談スポットとして有名になっている。夏の夜に訪ねると、誰もいないはずの廃屋から大きな歯ぎしりの音が聞こえたり、足首を濡れた手でつかまれたりするとか。
この工場で作られたワインボトルが、ボトルのみで流通しているという噂も存在する。何でも瓶底に触れるとデギンスのDの刻印があり、そっとでも指で触れるとどこからともなく歯ぎしりの音が聞こえるのだそうな。

解:実はこの話、一部は本当でございます。果たしてどこがウソなのか、今回はあえて申しません。暑い夏が始まりましたから、こういうのも風情たっぷりでいいじゃないすか。くれぐれも、目の前のワインボトルの底には触れなさいませんように。



では。また読んでいただける機会があればよろしくお願いいたします。
水分が足りなくなる季節、飲み過ぎにご用心を。


1件~6件(全6件)

  1. 1

プロフィール

やぶ医者
1974年生まれ。ライター、珍文王。
高層ビルにのり付けされて悲しい目で鳥を見上げたり、開腹手術の3日後にインドに飛び立ったり、全裸に樽いっちょで海賊船からたたき落とされたり、あと普通に雑誌や書籍で企画執筆の仕事してます。